スーツの鉄則はジャストサイズ。
ジャストサイトの基準となるポイントを解説します。
参考にして下さい。
ジャストサイズのチェックポイント
ジャケットの丈はどれくらいの長さがベストなのか?
総丈(身長の86%)を基準に考えます。
身長から顔の長さ(平均25~26cm)を引くと、大体の総丈がわかります。
総丈を基準に、シングル50%、ダブル50% + 1% が基本ですが、流行や好みによって変化します。
お尻が丁度隠れる長さがベストで、裾はお尻と太股の境目が目安です。
最近、若い方は短めの着丈を好まれます。
ジャケットのお腹廻りの余裕は?
お腹廻りの余裕のことを半胴といいます。
1/2(中胴寸法)+14cm +1.5cm が目安です。
お腹の周辺がキツすぎると、記事に皺が出やすくなってしまいます。ボタンを掛けた状態で、こぶし一つ入るくらいの余裕があれば皺が出にくくなります。
ただ、最近の流行で、ピッタリを好まれる方が多くなりました。
ジャケットの袖丈はどれくらいがベストか?
総丈×40%が一応の目安となります。
手のくるぶしが隠れるくらいがベストで、シャツの袖が1cmほど出ていると格好良く見えます、
ただし、ここもお客様のお好みで変わってきます。
特に、採寸で右袖と左袖で長さが違うことがあり、1cmほどの違いも珍しくありません。
ジャケットの肩はどの状態がジャストか?
肩はジャケットで最も重要なポイントです。
胸囲の 50% – 3cm 、胸囲の 1/3 + 13cm と一応の目安となる寸法はありますが、人によって肩はガッチリ、怒り肩、なで肩など千差万別。
既製服ではお直しが出来ませんが 、オーダーでは可能です。
パンツのウエストはどれくらいの余裕がベストか?
ウエストに余裕がありすぎると、ベルトを締めた際に生地が余りすぎます。
逆にキツイと、食事後にきつくなります。
指一本入るくらいがベストですが、ここもやはりお客様によって好みがありますので、相談して採寸します。
パンツの裾の長さの目安は?
裾は靴を履いた状態で少したわむ状態、ハーフクッションが基本。
ここもお客様の好みが千差万別で、靴のかかと辺りまでの長さの人、若い方でクッション無しで靴下が見えてもいい人、年配の方でズボンを穿いていると下がってくるため股下少し短めをご希望の方などがいます。
長年採寸していますが、お客様の好みを見極める重要なポイントです。
※股上寸法、渡り幅寸法、裾口寸法等はお客様にご相談しながら採寸します。
お客様の理想の一着を作るために
初めてのお客様は、生地選び、採寸、そして裏地・ボタン選びとお時間が掛かりますが、お好みの一着をお作りするため、誠心誠意対応させていただきます。