裏地の素材について

皆さま、こんにちは。

いつも大阪ソーイングのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

本日は裏地の素材についてご紹介致します。

まず、裏地の役割として、着やすくする、表地を汚れや摩擦から守る、見た目のアクセントになるの役割があります。

スーツを長く着るにあたり、裏地はとても重要になってきます。

種類は、ポリエステル100%、ポリエステル×レーヨン、キュプラ100%などがございます。

中でも、今回ご紹介する裏地は高級裏地ベンウール・タフタです。

裏地について
ベンウール・タフタ

大正時代から昭和にかけて、高級裏地といえば「アルパカ」が有名でしたが、現在は生産がストップし、それに代わる裏地として、ベンウール・タフタという裏地が使われています。

品質はキュプラ46%、毛54%です。

キュプラ(ベンベルグ)の機能の特徴として、

・低刺激…繊維の断面が丸いため、肌との摩擦が少なく、肌にやさしい繊維です。

・静電気…公定水分率が高いため、肌にまとわりつきにくく、静電気などが起こりにくい特徴があります。

・スベリ性…繊維の断面が丸く、肌との摩擦が少ないとこから着脱しやすい繊維です。

上記の特性が作用しあうことによって、キュプラ(ベンベルグ)独特の上質な肌触りや風合いが生み出され、快適な着用感を得ることできます。

良い仕立てには、良い裏地を…

あなたの着たいの応えたい。

オーダースーツは当店へ。

皆様のご来店を心よりお待ちしています。